自称楽曲派アイドルオタクのブログ

音楽とアイドルが好きです

【性教育】「アイドル保健体育」【必修にしよう】

この本、義務教育で必修にしよう。(提案)

 

全女性アイドル、全男性アイドル、全アイドルオタク、全アイドル運営に読んでほしい。アイドルに関わる人は全員読むべき。アイドル関係ない人も読んでほしい。読みやすいし。

この本は主に女性アイドルの振付をされている竹中夏海さんの著書。この本の中の「アイドル」は基本的に女性アイドルを指すが、第二章「アイドルと身体作り」と第四章「アイドルと性教育」は性別を問わない内容になっている。全体を通して、アイドルではない私たちにとっても役に立つ内容だし、特に第四章は自分の人生を生きる上で一番大切な考え方にもつながる内容だと思う。

アイドルは人間である

考えてみれば当たり前のことなのに、私たちは忘れていたのかもしれない。「アイドルはトイレに行かない」などと言われてきたように、長年見ないように、気付かないふりをしてきた。しかし事実として、アイドルは人間である。トイレも行くし、女性は生理だってある。なのに、アイドル業は過酷である。どれだけ体調が悪くてもステージでは笑顔で歌って踊る。握手会では数時間立ちっぱなし。経血で衣装が汚れないか心配することや、グラビア撮影と生理が被ることだってある。プライベートまで監視されている場合まである。人間なのに。消費者であり、アイドルを応援するオタクは「知らなかった」で済ませてはいけないんじゃないか。本当に今までの在り方を続けていいのか。

昨今問題となっている性被害問題も同じで、「知らなかった」で済ませてはいけない。消費者である私たちが学び、在り方を問うことによってアイドルという概念をアップデートしていくことが大切だと思う。

自分を大切にするということ

性教育」というと妊娠や避妊といったいわゆる「性」に関する教育と捉える人が多いと思う。もちろん重要なことではあるが、根幹にあるのは「自分を大切にすること」や「自分のことは自分が決めること」だ。「自分を大切にする」手段の一つとして性に関する知識を身につけるのが性教育だと思う。だから、嫌なことにはキッパリと「NO」と表明することも、自分の身体について学んで体調管理することも、栄養バランスの取れた食事をとることも、自分のキャパシティを知って無理をしないことも、大枠で捉えると性教育と言えるのではないか。

まとめ

私には自分の本音を殺してしまう癖がある。同調圧力にうんざりして、空気を読むことに疲れている。日本には同じような人がたくさんいると思う。そんな私たちにとって性教育は大きなテーマの一つとなり得るし、次世代に伝えていきたい大切な考え方だ。とりあえず日本人全員、騙されたと思って一度この本を読んでみてほしい(過激派)。